協会けんぽ押印省略について
国が進める規制改革実施計画を受け、厚労省より書面規制・押印、対面規制の抜本的な見直しのうち、健康保険法の規定等により当分の間押印又は署名が省略されることとなります。
省略可能な届出は以下のとおりです。
①事業主の押印又は署名の省略
・埋葬料支給申請書
・負傷原因届(労災・通勤災害の場合のみ)
・任意継続被保険者資格取得申出書
・被保険者証回収不能届
・被保険者証再交付申請書
・高齢受給者証再交付申請書
・高齢受給者証基準収入額適用申請書
②被保険者の押印又は署名の省略
・限度額適用認定申請書
・限度額適用・標準負担額認定申請書
・特定疾病療養受療証申請書
・負傷原因届
・任意継続被保険者資格取得申出書
・任意継続被保険者資格喪失申出書
・任意継続被保険者資格取得申出・保険料
納付遅延理由申出書
・任意継続被保険者氏名・住所・性別・生
年月日・電話番号変更(訂正)書
・任意継続被保険者被扶養者(異動)届
・任意継続被扶養者変更(訂正)届
・保険料預金口座振替依頼書・自動振込
利用申込書
・任意継続被保険者保険料口座振替・自
動振込辞退(取消)届
利用申込書
・健康保険法第118条第1項該当・不該当届
・被保険者証回収不能届
・被保険者証再交付申請書
・高齢受給者証再交付申請書
・高齢受給者証基準収入額適用申請書
・医療費のお知らせ依頼書
・第三者行為による傷病届
③原則省略不可ですが、印鑑証明書の写しが あれば省略可
・傷病手当金支給申請書
・出産手当金支給申請書
同一労働、同一賃金への対応
大企業におきましては既に本年4月より施行されております「パートタイム・有期雇用労働法」が中小企業にも令和3年4月1日より適用されてまいります。
これにより、以下のことが事業主に求められてまいりますので、取り組みを進めることをお勧め致します。
①同一企業で正社員と短時間労働者・有期雇用労働者との間で、基本給・賞与、手当等あらゆる待遇について、不合理な差を設けないこと
②事業主が短時間労働者や有期雇用労働者から、正社員との待遇差に関する説明を求められた場合に、その説明をしなければならないこと
近年、「長澤運輸」事件や「日本郵便」事件等「同一労働同一賃金」に関する最高裁の判例がたて続けに出ているところです。最高裁も一定の範囲では待遇差を認めておりますので、先ずは法律の対象者である労働者の雇用形態を確認するところから始め、待遇状況の把握、そして違い(賞与・手当・福利厚生等)がある場合に違いを設けている理由を確認します。この理由が「不合理ではない」かどうかを検証する必要があります。合理的な理由があれば問題はありませんがご相談下さい
入札定時登録受付開始
現在、令和3・4年度の競争入札参加資格申請定時受付が行われております。既に川崎市、横浜市につきましては終了しております。神奈川県及び県内市町村も受付が始まり今月末日が提出期限となっております。ご留意ください。
また、国土交通省や防衛省、法務省、厚生省等の各省庁、(独)都市再生機構、中日本高速道路㈱、東日本高速道路㈱、日本下水道事業団等国や外郭団体などにつきましては12月1日より受付開始ですが、もし参加をご検討されております場合にはお早めにご相談下さい。また、山北町、国家公務員共済組合、国立印刷局等は日程が異なっておりますので注意が必要です。
編集後記
コロナウィルスの感染者の増加が止まりません。第3波は疑いのないところです。鈴木北海道知事は札幌市を対象に不要不急の外出と他地域との往来自粛を要請しました。疲弊した旅行業者救済の切り札「GOTOトラベル」との整合性も気になるところです。特にこれから年末年始の稼ぎ時を控え、厳しい判断です。
ワクチンの治験は、矢継ぎ早に期待を持たせる結果が出ていますが、安全性の確保も同時に進めたいところです。「我々に向かって何物かを禁じることは、我々にそれに対する欲情を感じさせてしまうことになる」モンテーニュの言葉ですが、今後の政府のかじ取りの難しさを感じさせます。