毎月勤労統計調査、実質賃金減少

厚生労働省が6日に発表した毎月勤労統計調査 令和4年10月分結果速報(従業員数5人以上)によると、10月の物価変動を反映した実質賃金は前年同月比2.6%減となり、7か月連続のマイナスとなりました。厚労省は「物価上昇のペースが速く、賃金の伸びがなかなか追いつかない」と分析しているとのことです。

参考:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年10月分結果速報」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r04/2210p/2210p.html>2022年12月6日取得.

読売新聞, 2022年12月6日「10月の実質賃金2・6%減、7年4か月ぶりの減少幅…厚労省「物価上昇のペース速く」」<https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221206-OYT1T50092/>2022年12月6日取得.

首都高速の渋滞予想

首都高速が、年末年始の渋滞予想を発表しました。それによると、12月は、16日(金)、21日(水)~23日(金)、26日(月)、27日(火)において、業務交通等の集中により、渋滞が特に多くなると予想されています。ほかの高速道路とは違い、年末年始期間の渋滞は比較的少なくなりますが、例年1月2日は、交通量・渋滞ともに多くなる傾向があるとのことです。

特に渋滞が予想されるのは、以下の通り。

師走の忙しい時期でもありますので、特に安全運転を心がけて参りましょう。

参考:杉本崇, 2022年12月5日「12月の首都高、年末に向けて平日の渋滞が多くなる傾向」朝日新聞社 ツギノジダイ<https://smbiz.asahi.com/article/14781277>2022年12月6日取得.

首都高速道路株式会社, 2022年11月25日「12月の渋滞回避のお願い(年末年始期間)」<https://www.shutoko.co.jp/company/press/2022/data/11/25_jutaikaihi/>2022年12月6日取得.

12月は職場のハラスメント撲滅月間

厚生労働省では、12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定めています。本年4月から、中小企業においてもパワーハラスメント防止措置が義務付けられ、セクシュアルハラスメントや妊娠・出産、育児休業等に関するマタニティハラスメントに加え、パワーハラスメント対策を講じることが必要となりました。ハラスメント対策・対応について、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

また、顧客による従業員への内容、または方法に問題のある主張に関するカスタマーハラスメント対策についても、厚生労働省は、不当・悪質なクレームからは従業員を守る対応が求められるとして、対策企業マニュアルを製作しています。それによると、カスタマーハラスメントへの対策を企業として十分行っていたことにより、安全配慮義務違反の責を負わずにすんだ例もあるようです(東京地判平成30年11月2日)。企業のリスクマネジメントとしても、ハラスメント対応が重要になってきています。

参考:厚生労働省「あかるい職場応援団」<https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/>2022年12月6日取得.

出産育児一時金50万円に増へ

12月10日の記者会見で、岸田文雄首相は、「現行の42万円から50万円に増額する」と表明しました。過去最高の引き上げ幅になるとのことです。22年度第2次補正予算に盛り込まれた妊娠・出産時に計10万円相当を支給する交付金については、来年度以降も継続するようです。

また、9日に厚生労働省によって行われた社会保障審議会においては、出産育児一時金の増額や、現役世代の負担増軽減策が話し合われました。そこでの試算で、一定以上の所得のある75歳以上の後期高齢者については、2024年度に加入者1人当たり平均の保険料負担が年5400円弱増えるとの見通しが出されました。

参考:時事通信社, 2022年12月10日「出産一時金50万円に増額 23年度から子育て支援強化 岸田首相表明」<https://news.yahoo.co.jp/articles/7101a1df4ce048f5cfaa550d71bb89d157a34e76>2022年12月12日取得.

共同通信, 2022年12月9日「75歳保険料、年5400円弱増 試算、出産一時金や制度改革で」<https://news.yahoo.co.jp/articles/06c3c319963d78ffccaf2bb9d2442af8fd221af0>2022年12月12日取得.

編集後記

ワールドカップもいよいよ決勝戦を残すばかり。二大会連覇を狙うフランスか、メッシ悲願のアルゼンチンか、どちらも譲れない一戦です。森保ジャパンも健闘が光りました。

次回が楽しみです。

さて、景気の方はというと、コロナも急増してはおりますが、緩和で経済優先のようですので、旅行・飲食も復活の兆しです。中国もいよいよゼロコロナから緩和へ舵を切りました。パンデミックの不安も拭い切れないところがありますが、今後の行方に要注目です。

まもなく新年、来年こそは良い年にしましょう。

年末年始休業のお知らせ

本年も格別のご高配を賜り誠にありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。

当事務所の年末年始休業は12月29日~1月5日です。宜しくお願い申し上げます。